国民健康保険

日本のユニバーサルヘルスケア制度(国民皆保険制度)の中核を為すものが、この国民健康保険です。ユニバーサルヘルスケア制度を敷くということは、法で強制的に加入を強いるということになります。つまり被用者保険加入者以外は、全ての国民がこの国民健康保険に加入しなければならない、ということです。国民健康保険の実際の運営は主に市町村がおこない、また75歳に達した国民は自動的に国民健康保険から脱退となり、後期高齢者医療制度という別の制度へ移行となります。

国民健康保険法

国民健康保険の法的根拠となっているのが、この国民健康保険法です。この法律はもともと昭和13年に制定され、健康保険法の対象外だった農民層の救済を目的としたものでしたが、昭和33年国民皆保険制度へ移行するにあたり全面改正され、翌年改めて施行されました。